問316-317 85歳男性。
肺がんで入院治療を行っていたが、在宅で緩和ケアを受けることになり退院した。
痛みに対して、アセトアミノフェン錠が投与されていたが、先日から痛みが増してきたので、オピオイドが処方されることになった。
終末期のため患者家族が服薬について管理している。
現在の処方を以下に示す。
(処方1)
オキシコドン徐放錠5 mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 12時間毎に投与 14日分
(処方2)
オキシコドン塩酸塩水和物散2.5 mg 1回1包
痛いとき20回分(20包)
(処方3)
酸化マグネシウム錠250 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
(処方4)
プロクロルペラジンマレイン酸塩錠5 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
問317(法規・制度・倫理)
この患者家族が、在宅で調剤済みのオキシコドンを管理する場合、麻薬及び向精神薬取締法に照らし合わせ、正しい説明はどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5。
麻薬及び向精神薬取締法上、患者・家族が自宅で調剤済み麻薬を管理する場合、不要となった残薬は調剤を行った薬局に返却することができる。
家庭麻薬とは、コデイン、ジヒドロコデイン又はこれらの塩類を1%(千分中十分)以下含有し、これら以外の麻薬を含有しない製剤(麻薬及び向精神薬取締法第2条第5号、別表第一第七十八号イ。第107回の出題時は第七十六号イ)を指す別の区分であり、オキシコドン製剤は該当せず、鍵をかけた堅固な設備内への貯蔵は、麻薬取扱者(薬局の麻薬小売業者や麻薬診療施設の麻薬管理者・麻薬施用者等)が麻薬業務所内で麻薬を保管する際に課される義務(同法第34条)であり、麻薬管理者の設置は2人以上の麻薬施用者が診療に従事する麻薬診療施設の開設者に課される義務(同法第33条第1項)であって、いずれも患者宅での保管に課されるものではなく、海外携帯には医師の許可ではなく地方厚生局長等の許可(麻薬携帯輸出許可)が必要である。