問210-211 35歳女性。
喫煙歴15年(1日20本)。
以前から、ニコチンガムやニコチンパッチによる禁煙を試みたが失敗を繰り返していた。
今回、禁煙外来を受診し、ニコチン受容体の部分刺激薬であるバレニクリン酒石酸塩錠による禁煙を試みることになった。
女性は、医療機関でニコチン置換療法とは異なる治療法であると説明を受け禁煙に意欲的だが、また失敗するのではないかと不安にもなっている。
問210(実務)
薬剤師は患者の不安を和らげるため、今回の禁煙療法の特徴について説明した。
説明内容として、適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
バレニクリンはニコチン受容体の部分刺激薬であり、ニコチン置換療法とは異なり治療開始時から服薬を続けながら喫煙してもよく、禁煙開始日に向けて自然に喫煙をやめやすくする設計になっている。
ニコチンを含まないが受容体を部分的に刺激することで離脱症状や渇望感を軽減する。
一方、抑うつ・不安等の精神症状出現時に「そのまま服用を続ける」という指導や、他剤との併用療法への安易な切替え、口腔粘膜からの吸収を前提とした説明(本剤は錠剤で消化管から吸収される)はいずれも不適切。