問196-197 17歳男性。
身長175 cm、体重72 kg。
悪性軟部肉腫に対し、以下の処方で初期治療を行うことになった。
(処方)
ドキソルビシン塩酸塩注射用 120 mg
生理食塩液50 mL 1本
30分かけて点滴静注
問196(実務)
この処方を調製する際には、難溶性の凝集体が生成することがある。
確実に溶解させるための操作として、適切なのはどれか。
2つ選べ。
なお、処方にない溶解液を用いる場合は、医師に確認した上で行うものとする。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
悪性軟部肉腫に対するドキソルビシン塩酸塩注射用の調製の問題。
本剤はゆっくり少量の溶解液を加えると難溶性の凝集体(ゲル状沈殿)を生じやすいため、必要量の生理食塩液または注射用水を素早く加えて攪拌し、速やかに均一な溶液としてから希釈することが重要である。
アルカリ性の炭酸水素ナトリウム液はアントラサイクリン骨格を分解させ、10%塩化ナトリウム液は添付文書上想定された溶解液ではなく不適切。