問212-213 78歳男性。
肺がん末期のため、在宅で緩和ケアを受けている。
痛みに対して以下の薬剤が処方されていた。
本日、薬剤師が患者宅を訪問したところ、痛みの評価は、NRS(数値スケール)で6となり、痛みが増強してきた。
そこで、薬剤師が医師に痛みの三段階除痛ラダーに基づき、オピオイド鎮痛薬の追加を提案することにした。
(処方)
アセトアミノフェン錠500 mg 1回2錠(1日8錠)
1日4回 朝昼夕食後・就寝前 14日分
問212(実務)
この患者にこの段階で追加する薬物として適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
本症例はアセトアミノフェン(非オピオイド鎮痛薬)のみでNRS6と痛みが増強しており、WHO三段階除痛ラダーに基づき次の段階である弱オピオイドの追加が適切である。
選択肢のうちコデインリン酸塩(1)とトラマドール塩酸塩(3)が弱オピオイドに該当し、セレコキシブ(2)やインドメタシン(4)はNSAIDs、アミトリプチリン(5)は三環系抗うつ薬(鎮痛補助薬)であり、いずれも段階に沿ったオピオイド追加には該当しない。