正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
胎盤には母体側膜にP糖タンパク質が発現しており、その基質となる薬物を母体側へ汲み出すことで胎児血への移行を制限している。
また薬物は血漿タンパク(アルブミン等)と結合した状態では分子が大きく胎盤関門を通過できず、遊離形のみが胎児側へ移行しうる。
母体血と胎児血は絨毛間腔で直接混ざり合うことはなく、絨毛膜上皮を介した拡散・輸送により移行する。
胎盤にはCYP3Aやアロマターゼなどの薬物代謝酵素が存在し、通過する薬物の一部は胎盤で代謝を受ける。
胎盤にはFcRn(新生児型Fc受容体)を介して母体IgG抗体を能動的に胎児へ移行させる機構が存在し、抗体医薬品の一部はこの経路で胎児血へ移行しうる。