53歳男性。
2型糖尿病、高血圧症及び高コレステロール血症(非家族性)のため、生活習慣の改善に加え以下の処方による治療を行っている。
しかし、LDL-Cの改善が認められたものの、そのコントロールが不十分なので処方の追加について医師から薬剤師に相談があった。
(処方)
テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物錠20 mg 1回1錠(1日1錠)
アゼルニジピン錠8 mg 1回1錠(1日1錠)
ロスバスタチン錠10 mg 1回2錠(1日2錠)
1日1回 朝食後 28日分
家族歴:父親が50歳で心筋梗塞
検査値:血圧131/79 mmHg、血清クレアチニン値1.1 mg/dL、
HbA1c 6.7%(NGSP値)、LDL-C 179 mg/dL、HDL-C 42 mg/dL、
TG(トリグリセリド)120 mg/dL、CK(クレアチンキナーゼ)57 U/L、
AST 53 IU/L、ALT 41 IU/L
提案した薬物それぞれの作用機序として正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4。
エゼチミブは小腸上皮のコレステロールトランスポーターNPC1L1を阻害し、食事由来コレステロールの吸収を抑制する。
エボロクマブはPCSK9に対するモノクローナル抗体で、PCSK9によるLDL受容体のリソソーム分解を阻止し、LDL受容体の細胞膜へのリサイクリングを増加させることで血中LDL-Cを低下させる。
SREBP-2活性化によるLDL受容体合成促進はスタチンの間接的作用であり、PPARα刺激はフィブラート系薬の機序である。