問228-229 小学生の男児がサッカークラブに加入した。
母親は、これを機に自宅の救急箱を充実したいと考え、かかりつけの薬局を訪れた。
男児は過去に栗きんとんや大量の甘栗を摂取した際に呼吸困難、全身にかゆみを伴うむくみとじん麻疹を経験したことがある。
バナナ、アボカドを摂取しても同様の症状が現れたことがある。
問229(衛生)
問228の選択肢に示された製品(使い捨て手袋〔ポリエチレン〕、医療用指サック〔100%天然ゴム〕、伸縮包帯〔ポリエステル、ポリウレタン〕、白色ワセリン、眼帯〔パッドストッパー部はポリ塩化ビニル、パッド部は不織布、脱脂綿/ひも部は綿〕)のうち、この男児への使用を避けることが適切な製品及び関連する食物アレルギーに関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
ラテックス-フルーツ症候群は、天然ゴムに含まれるタンパク質と栗・バナナ・アボカドなどに含まれるタンパク質が構造上共通するエピトープをもつために生じる交差反応であり、IgE抗体を介したI型アレルギーの機序で即時型過敏反応が誘発される。
天然ゴムの主成分から脱炭酸反応によりヒスタミンが生じることが原因という記述(ヒスタミンはヒスチジンの脱炭酸により生成する)や、栗・バナナが表示義務のある特定原材料(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにの7品目)に該当するという記述は誤りであり、食物アレルギーは幼児期に限らずあらゆる年齢で発症しうる。