正答3
解説
正解は3。
エタノールは主にCYP2E1を誘導する。
アセトアミノフェンの大部分は硫酸抱合(矢印1)やグルクロン酸抱合(矢印2)により無毒化されるが、一部はCYP(CYP2E1を含む)により酸化的に活性化され毒性代謝物N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)を生成する(矢印3)。
通常はこのNAPQIがグルタチオンと抱合され(矢印4)解毒されるが、大量服用やアルコール多飲でCYP2E1が誘導されグルタチオンが枯渇すると、NAPQIが生体高分子(タンパク質)と共有結合し(矢印5)肝細胞壊死を起こす。
したがってエタノール誘導酵素が直接関与する過程は矢印3の酸化的活性化である。