問338 73歳男性。
かすみ目を訴えて受診し、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
八味丸エキス顆粒 1回3 g(1日9 g)
1日3回 朝昼夕食前 14日分
患者によると、以前、薬局で購入した一般用医薬品(第二類医薬品)八味丸が有効だった経験があり、医師にその空き箱を見せて相談したとのことであった。
患者は両薬剤の違いについて気にしていた。
八味丸と八味丸エキス顆粒の違いとして適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
八味丸(丸剤)は構成生薬をそのまま粉末にして蜂蜜等の賦形剤で丸めて製する製剤であり、生薬由来の繊維質や脂溶性成分(精油成分など)を、水で抽出しエキス化するエキス顆粒に比べて多く含む。
一方、八味丸エキス顆粒は生薬を煎出・抽出して得たエキスを顆粒化したものであり、水溶性成分の含有割合が相対的に高くなる。
したがって水溶性成分が多いのはエキス顆粒側であり、繊維質・脂溶性成分が多いのは丸剤側という組合せが正しい。
エキス顆粒は生薬を粉末混合するだけの製法ではなく、丸剤もエキス顆粒に蜂蜜を加えて丸めるものではない。