医師からプロポフォールの取扱いについての問合せがあり、集中治療部門の薬剤師が多職種カンファレンスでプロポフォールに関する情報提供を行うことになった。
以下は院内採用医薬品であるプロポフォール注射剤1%の医薬品添付文書情報の一部である。
添加剤(1 mL中)
ダイズ油50 mg、中鎖脂肪酸トリグリセリド50 mg、精製卵黄レシチン12 mg、濃グリセリン25 mg、オレイン酸ナトリウム0.3 mg
このプロポフォール注射剤1%に含まれている添加剤の本剤中での役割として、正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2。
プロポフォール注射剤は水中油型(o/w型)の乳濁性注射剤であり、大豆油は脂溶性の高いプロポフォールを溶解・保持する分散相(油相)の基剤として配合される。
精製卵黄レシチンは水相と油相を安定に乳化させる乳化剤、濃グリセリンは浸透圧を調整する等張化剤としての役割を担う。
ダイズ油を単純な油性溶剤とする記述や、レシチンを可溶化剤・懸濁化剤とする記述、グリセリンをw/o型の乳化剤とする記述はいずれも本剤の実際の剤形・機能と異なる。