正答4
解説
正解は4(誤り)。
メタノールはアルコール脱水素酵素によりホルムアルデヒドを経てギ酸に代謝され、このギ酸が視神経・網膜に対する毒性(失明等)の直接的な原因物質であるため、代謝により眼毒性は低減するのではなくむしろ増強される。
よって4は誤りである。
エタノール代謝で生じるアセトアルデヒドは頭痛・悪心・嘔吐等のフラッシング症状の原因物質であり(1正しい)、日本人を含む東アジア人はALDH2の低活性型変異を持つ人の割合が高い(2正しい)。
慢性アルコール依存症ではビタミンB1(チアミン)欠乏によりウェルニッケ脳症を来すことがある(3正しい)。
エタノールはメタノールと同じアルコール脱水素酵素の基質として競合しメタノールの代謝的活性化(ギ酸生成)を抑えるため中毒治療の解毒薬として用いられることがある(5正しい)。