紫外線照射によりチミン二量体が生じた大腸菌DNAのヌクレオチド除去修復の概要を図に示した。
各反応を説明した文章中の(ア)〜(エ)に入る酵素の組合せとして正しいのはどれか。
1つ選べ。
(模式図:DNA鎖上にチミン二量体が生じる。①チミン二量体から数ヌクレオチド離れた部分に(ア)活性により切れ目が2箇所入る。②チミン二量体を含むDNA断片が(イ)活性によりほどかれて取り除かれる。③損傷を受けていない一本鎖DNAを鋳型とし(ウ)によりDNA(太線)を合成する。④DNA(太線)の合成後、切れ目を(エ)の作用により連結することで修復が完了する。)
正答6
解説
正解は6。
チミン二量体から数ヌクレオチド離れた部位の両側にヌクレアーゼによる切れ目を入れる(ア)には、鎖内部を切断するエンドヌクレアーゼ活性(UvrABC複合体)が働く。
切れ目が入った損傷含有断片を鋳型鎖からほどいて取り除く(イ)にはDNAヘリカーゼ活性が働く。
露出した相補鎖を鋳型にDNAを新生合成する(ウ)にはDNAポリメラーゼIが働き、最後に生じた切れ目を連結する(エ)にはDNAリガーゼが働く。
よって(ア)エンドヌクレアーゼ・(イ)DNAヘリカーゼ・(ウ)DNAポリメラーゼI・(エ)DNAリガーゼの組合せである選択肢6が正しい。