問310-311 75歳男性。
パーキンソン病が進行し、レボドパ製剤に加えてセレギリン塩酸塩錠が併用されることとなった。
この医療機関では、併用することとなったセレギリン塩酸塩錠は初めての採用である。
薬剤師は、この患者に対して非運動症状(うつ症状、頻尿、便秘、睡眠障害など)の改善のために同時に処方される可能性がある薬剤の併用の可否及び薬剤の取扱いについて確認した。
セレギリン塩酸塩錠の取扱いとして正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5。
セレギリン塩酸塩は覚せい剤取締法上の覚せい剤原料に指定されており、その薬局又は病院・診療所等の施設内で、かぎをかけた場所に保管しなければならない。
盗難・紛失が生じた場合は速やかに都道府県知事へ届け出る義務がある。
麻薬は覚せい剤を除く麻薬以外の医薬品と区別してかぎをかけた堅固な設備内に貯蔵しなければならず、覚せい剤原料を麻薬の保管庫に一緒に入れることはできない(選択肢3誤り)。
医薬品である覚せい剤原料は薬局開設者や病院・診療所の開設者が通常の医薬品卸売販売業者から購入でき、厚生労働大臣が指定した特別な卸売業者を介する義務はない(選択肢1誤り)。
また覚せい剤原料を廃棄するときはあらかじめ都道府県知事に届け出て当該職員の立会いの下に行う必要があり、廃棄後30日以内に届け出ればよいわけではない(選択肢4誤り)。