36歳女性。
腎移植目的で入院となった。
移植に伴いサンディミュン(R)カプセル、ミコフェノール酸モフェチルカプセル、メチルプレドニゾロン錠を術前より内服することとなり、担当薬剤師が指導を開始した。
移植手術は無事に終了し医師の指示によりサンディミュン(R)カプセルをネオーラル(R)カプセルに切り替えることになり、引き続き担当薬剤師が指導を継続することになった。
注:サンディミュン(R)カプセル:シクロスポリンの油性製剤
ネオーラル(R)カプセル:シクロスポリンの自己乳化型マイクロエマルション製剤
術前に服用していたシクロスポリンの油性製剤と術後に処方された自己乳化型マイクロエマルション製剤の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
シクロスポリンの油性製剤(サンディミュン)から自己乳化型マイクロエマルション製剤(ネオーラル)への切替に関する設問。
ネオーラルは界面活性剤の作用で消化管内において自発的かつ均一に微細なo/w型マイクロエマルションを形成するため、胆汁の存在に依存せず吸収が安定し、油性製剤に比べてバイオアベイラビリティが高く、食事の影響も受けにくいという特徴を持つ。
油性製剤は胆汁による乳化を要し吸収が不安定でw/o型を形成するわけではなく、自己乳化型は油相と水相の界面張力を低下させることで液滴を微細化しており、脂溶性の高いシクロスポリンは主に油相に分配される。