78歳女性。
関節リウマチのためメトトレキサートを服用中。
病棟での薬剤管理指導の面談で、最近疲れやすく、口内炎がひどいとの訴えがあった。
検査データ:AST 90 U/L、ALT 75 U/L、MCV 105 fL、白血球数1,300/μL、血小板数30,000/μL
その後、発熱、乾性咳嗽、息切れがあるとの訴えがあり、検査の結果、メトトレキサートが原因の間質性肺炎が疑われた。
医師に対して、この患者への投与を提案する薬剤として最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5。
メトトレキサートによる薬剤性間質性肺炎(発熱・乾性咳嗽・息切れ)が疑われた症例。
薬剤性間質性肺炎の治療は、まず被疑薬であるメトトレキサートを中止した上で、炎症を速やかに抑えるため経口副腎皮質ステロイドであるプレドニゾロンを投与するのが標準的である。
ピルフェニドンは特発性肺線維症に用いる抗線維化薬で急性期の治療薬ではなく、テルブタリンやデキストロメトルファンは対症的な気管支拡張薬・鎮咳薬にすぎず、インフリキシマブはTNF-α阻害薬でむしろ間質性肺炎のリスクを高めうるため不適切である。