45歳女性。
4年前、2型糖尿病と診断され、グリメピリド錠とボグリボース錠による薬物治療を開始した。
最近の検査の結果より、主治医は以下の薬剤を追加した。
患者はその処方箋を薬局に持参した。
(処方)
イプラグリフロジンL-プロリン錠50mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回 朝食後 14日分
追加されたイプラグリフロジンは、Na+/グルコース共輸送体(SGLT)のうち、SGLT2の選択的阻害薬である。
SGLT及びグルコース輸送体(GLUT)によるグルコース輸送に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
2型糖尿病治療薬イプラグリフロジン(SGLT2選択的阻害薬)に関する、SGLT・GLUTによるグルコース輸送の問題。
正解は2と3。
細胞膜のGLUTは促進拡散担体でありグルコースの濃度勾配に従って輸送する。
SGLT2は腎近位尿細管に発現し、Na+の濃度勾配を利用する二次性能動輸送によって原尿中のグルコースを血中へ再吸収する。
消化管でのグルコース吸収に主に関与するのはSGLT1でありSGLT2ではなく、GLUTはマルトースのような二糖は輸送できず(単糖のみ)、SGLT2はグルコースを原尿中へ分泌するのではなく血中へ再吸収する方向に働く。