表は、放射性物質^131I、^134Cs、^137Cs及び^90Srの物理学的半減期並びに成人における生物学的半減期を示している。
これらの放射性物質に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
|^131I|^134Cs|^137Cs|^90Sr/物理学的半減期|8日|2年|30年|29年/生物学的半減期|80日|90日|90日|50年
正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5。
小児は成人に比べ体内での代謝回転(甲状腺への取り込みや排泄)が速いため、131Iの生物学的半減期は成人よりも短い。
実効半減期は物理学的半減期と生物学的半減期から1/Teff=1/T物理+1/T生物で求められ、134Csでは約80日、137Csでは約89日となり137Csの方が134Csより実効半減期が長い。
セシウム(134Cs、137Cs)はカリウムと同様の挙動を示し全身の筋肉などの軟部組織に分布しやすく、ストロンチウム(90Sr)はカルシウムと同様の挙動を示し骨に蓄積しやすいため、選択肢1はセシウムと骨・ストロンチウムと筋肉の対応が入れ替わっており誤り。
生物学的半減期は体内からの排泄により放射性核種の体内量が半分になるまでの時間であり、放射性壊変により放射能が半分になる物理学的半減期の説明である選択肢2は誤り。
131Iの物理学的半減期8日から32日は4半減期分に相当し放射能は(1/2)^4=1/16に減衰するのであって4分の1ではないため選択肢4も誤り。