ある野菜から農薬Aが0.020 ppm(0.020 mg/kg)検出された。
この農薬Aの毒性試験データを下に示す。
体重20 kgの子供が1日にこの野菜を10 g食べたとき、子供が摂取した農薬Aの量は、この農薬の許容一日摂取量(ADI)の何%に相当するか。
最も近い値はどれか。
1つ選べ。
ただし、安全係数を100とする。
毒性試験|動物種|NOAEL*(mg/kg体重/日)/生殖毒性試験|ラット|5.4/催奇形性試験|ラット|6.0/慢性毒性試験|ウサギ|4.0/慢性毒性試験|イヌ|3.0
*NOAEL:無毒性量
正答4
解説
正解は4。
ADIは複数の動物種の毒性試験のうち、最も小さいNOAEL(最も感受性が高い所見)を用いて求める。
表中最小のNOAELはイヌの慢性毒性試験の3.0 mg/kg体重/日であるため、ADI=3.0÷安全係数100=0.03 mg/kg体重/日となる。
体重20 kgの子供のADI(1日当たり摂取許容量)は0.03×20=0.6 mgである。
一方、実際の摂取量は農薬濃度0.020 mg/kg×摂取量0.010 kg(10 g)=0.00020 mgとなる。
したがってADIに対する割合は0.00020÷0.6×100≈0.033%と求められる。