7歳女児。
アトピー性皮膚炎と診断され、母親とともに処方箋を薬局に持参した。
(処方1)
ベタメタゾン吉草酸エステルクリーム0.12% 5 g
1回適量 1日2回 朝夕 体、腕に塗布
(処方2)
白色ワセリン 25 g
1回適量 1日2回 朝夕 体、腕に塗布
(処方3)
タクロリムス軟膏0.03% 5 g
1回適量 1日2回 朝夕 赤みが強い部位に塗布
問276
本処方箋の発行前に、医師より処方1と処方2の混合について問い合わせがあった。
混合が推奨されない理由として正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2。
ベタメタゾン吉草酸エステルクリームは水中油型または油中水型のエマルション基剤であり、そこに疎水性の高い白色ワセリン(油脂性基剤)を混合すると、エマルションの相平衡が乱れて基剤が分離したり粘稠度が変化したりするおそれがある。
混合により主薬の分解が促進されたり変色したりするわけではなく、単純に基剤同士の物理的な非相溶性が問題となるため、別々に塗布するなど混合を避ける対応が推奨される。