40歳女性。
卵巣がんを原発とした多発性骨転移による疼痛があり、以下の処方が出されている。
疼痛コントロールは良好であったが、2日前から、突然に我慢できない痛みが1日2〜3回程度出現するようになった。
主治医よりレスキュー薬の問い合わせがあった。
(処方)
オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠40 mg 1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 14日分
問269
オキシコドンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4。
オキシコドンは弱塩基性薬物であり、母乳のpHは血漿pHよりやや酸性側にあるためイオン化型として捕捉されやすく(イオントラッピング)、母乳中へ移行しやすい。
また主として肝臓のCYP3A4・CYP2D6により代謝され消失するため、肝機能が低下した患者では代謝クリアランスが低下し血中濃度時間曲線下面積(AUC)が増大する。
徐放錠は経口投与用製剤で直腸吸収を目的とせず、消化管吸収は受動拡散が主体で、通常用量では線形性を示すためTDMは必須とされない。