20歳女性。
統合失調症と診断され、3ヶ月間、薬物治療が継続されていた。
副作用は特にみられなかったが症状が改善されないため、主治医はクロルプロマジン塩酸塩錠を1日300 mgから450 mgへ増量した。
(処方)
クロルプロマジン塩酸塩錠100 mg 1回1錠(1日3錠)
クロルプロマジン塩酸塩錠50 mg 1回1錠(1日3錠)
1日3回 朝昼夕食後 14日分
問253
この処方が引き起こす可能性がある副作用について、その発現機序はどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3。
クロルプロマジンは抗コリン作用としてムスカリンM3受容体を遮断し、隅角の狭い患者では眼圧亢進(緑内障発作)を誘発しうる。
またヒスタミンH1受容体遮断により中枢性の眠気が生じる。
錐体外路障害はα1受容体遮断ではなくドパミンD2受容体遮断で、起立性低血圧はD2遮断ではなくα1受容体遮断で生じるため4・5は機序が入れ替わっており誤り。
歯肉肥厚とAT1受容体遮断も無関係である。