問222-225 50歳男性。
体重60 kg。
重症感染症のため一時的に高カロリー輸液ソフトバッグ製剤(1,003 mL中にブドウ糖175 g、総遊離アミノ酸30 gを含有)を中心静脈から投与することになった。
この男性の腎機能は正常である。
問224(実務)
高カロリー輸液療法を施行するにあたって、高カロリー輸液の基本液として、糖質、電解質、アミノ酸及び総合ビタミンを含有するキット製剤を用いることとした。
このとき、以下の記述のうち正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3。
高カロリー輸液は高浸透圧であり、末梢静脈から投与すると静脈炎を起こしやすいため、中心静脈から投与する。
調製後の輸液は、含有するビタミン類などの光分解を防ぐため遮光カバーで被覆して投与する。
糖質とアミノ酸でエネルギー量を確保できても、必須脂肪酸の補給などを目的として脂肪乳剤を適切に投与する必要がある。
腎機能低下時に微量元素を一律に増量することはなく、腎排泄されるクロムなどの蓄積に注意して投与量を調節する。
なお、マンガンは主に胆汁排泄されるため、肝機能障害や胆汁うっ滞時に蓄積へ注意する。
中心静脈栄養の基本液は末梢静脈用輸液より高濃度のブドウ糖を含み、10%を超えるものが用いられるため、選択肢5も誤りである。