問218-219 75歳女性。
脳梗塞で寝たきりとなり、仙骨部に褥瘡を形成したことから、褥瘡対策チームが対応した。
なお、本患者には、心機能、肝機能、腎機能及び甲状腺機能の低下や各臓器からの出血はいずれも認められていなかった。
問219(実務)
褥瘡患部は、乾燥した厚い黒色壊死組織を形成し(黒色期)、滲出液はほとんどなかった。
褥瘡対策チームにおいて薬剤師が処方薬を提案し、下記の経緯で治癒に至った。
A〜Cに入る薬剤として最も適切な組合せはどれか。
1つ選べ。
Aが処方され、数日間塗布した後、医師により壊死組織が切除された。
その後、黄色壊死組織(黄色期)はわずかになり滲出液を伴う赤色肉芽が見られたため(赤色期)、滲出液の吸収・肉芽形成を目的として、Bへ処方変更となった。
Bは、ガーゼに薄くのばして、貼付した。
数日後、肉芽が盛り上がり滲出液は減少してきた。
湿潤を保持しながら創傷部周囲からの上皮化(白色期)を促進させる目的でCを塗布し、治癒へと至った。
正答3
解説
正解は3。
黒色期には乾燥した黒色壊死組織を軟化させ外科的デブリードマンを行いやすくする目的でスルファジアジン銀クリーム(A)を使用する。
デブリードマン後、滲出液を伴う黄色〜赤色期には滲出液吸収と抗菌・肉芽形成を目的として精製白糖・ポビドンヨード配合軟膏(B)をガーゼに薄く伸ばして貼付する。
肉芽が充実し滲出液が減少した白色期には、血管新生・上皮化を促進するアルプロスタジルアルファデクス軟膏(C)で湿潤環境を保ちながら治癒に導く。