第55回 通関士試験 問68
次の記述は、関税の納期限に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。 すべてを選び、その番号をマークしなさい。
正解を3つ選んでください。
正答1・3・5
解説
関税の納期限の問題。 肢1は正しい、災害等による期限延長は財務大臣の地域・期日指定前でも納税者の申請により税関長が個別に延長できる。 肢2は誤り、特例申告に係る関税の納期限延長(第9条の2第3項)は担保の提供が要件であり、担保提供を要しないとする点が誤り。 肢3は正しい(期限後特例申告には提出期限の翌日からの延滞税が課される)。 肢4は誤り、許可前引取り(第7条の17)の通知に係る税額の納期限の定め方が記述と異なる。 肢5は正しい(納付受託者が委託を受ければ納付前でも輸入の許可を受けられる)。 よって正しいものは1・3・5で公式正答と一致。法改正による注意
正答と採点は出題当時の正解によります。
肢2は、2024年10月1日施行の改正関税法により、現行法では正しい記述です。以前は、特例輸入者が期限内特例申告に係る関税の納期限の延長を受けるには担保の提供が必要で、延長できるのは担保の額の範囲内に限られていました。改正後は、申請書を提出すれば担保の提供なしに2月以内の延長を受けられ、税関長は関税の保全のために必要なときに限り担保の提供を命ずる仕組みに変わりました(担保の提供が引き続き要件となるのは特例委託輸入者です)。現行法では正しいものは肢1・肢2・肢3・肢5の4つになります。 根拠:関税法第9条の2第3項(2024年10月1日施行) (2026年10月時点の法令による)