貧血用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鉄製剤を服用して便が黒くなることがあるが、鉄製剤の服用前から便が黒い場合は貧血の原因として消化管内で出血していることもあるため、服用前の便の状況との対比が必要である。
b 貧血を改善するため、ヘモグロビン産生に必要なビタミンB12や、正常な赤血球の形成に働くビタミンB6や葉酸などが配合されている場合がある。
c 鉄分の吸収は食後のほうが高いとされているため、鉄製剤は食後に服用することが多い。
d 月経血損失のある女性や鉄要求量の増加する妊婦は、鉄欠乏状態を生じやすく、予防的に貧血用薬を使用することが望ましい。
正答1
解説
正解は1。
aは正しい(鉄製剤の服用で便が黒くなることがあるが、服用前から便が黒い場合は貧血の原因として消化管内で出血していることもあるため、服用前の便の状況との対比が必要である)。
bは誤り(ヘモグロビン産生に必要なのはビタミンB6であり、正常な赤血球の形成に働くのがビタミンB12や葉酸で、記述は逆になっている)。
cは誤り(鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされている。食後の服用が望ましいとされるのは消化器系への副作用を軽減するためである)。
dは誤り(貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬(鉄製剤)を使用することは適当でない)。