痛みや発熱が起こる仕組み及び解熱鎮痛薬の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
ア月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていないため、月経痛(生理痛)には、解熱鎮痛薬の効能・効果は期待できない。
イ解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を減らし、発汗を促進する作用に寄与している。
ウプロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用があるが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が低下して、胃粘膜障害を起こしやすくなるため、解熱鎮痛薬はなるべく空腹時に服用することになっている。
エアスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
正答5
解説
正解は5(ア誤・イ誤・ウ誤・エ正)。
アは誤り:月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっているため、月経痛(生理痛)にも解熱鎮痛薬の効能・効果が期待できる。
イは誤り:解熱鎮痛成分による解熱には、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を「増し」、発汗を促進する作用も寄与しており、「循環血流量を減らし」とする点が誤り(循環血流量の増加は心臓の負担を増すため、心臓病の診断を受けた人は相談することとされている)。
ウは誤り:プロスタグランジンの作用が妨げられて胃粘膜障害を起こしやすくなるため、解熱鎮痛薬はなるべく空腹時を避けて服用することとされている。
エは正しい:アスピリン喘息はアスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。