瀉下薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある。
b ヒマシ油は、比較的作用が穏やかなため、主に3歳未満の乳幼児の便秘に用いられる。
c ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている。
d マルツエキスは、腸内容物に水分を浸透しやすくする作用があり、水分不足に起因する便秘に効果がある。
正答4
解説
正解は4。
a:酸化マグネシウム等の無機塩類は、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すとされ、記述はそのまま正しい。
b:ヒマシ油は腸管を強く刺激する瀉下薬であり、作用が穏やかとはいえず、3歳未満の乳幼児では使用を避けることとされているため誤り。
c:ビサコジルは大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられており正しい。
d:マルツエキスは主成分の麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すもので、比較的作用が穏やかなため乳幼児の便秘に用いられるが、水分不足に起因する便秘には効果が期待できないため誤り。
よってa正・b誤・c正・d誤=選択肢4。