賃貸住宅管理に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
ア 国土交通省総合政策局建設経済統計調査室「建築着工統計調査報告(令和5年計)」(令和6年1月31日公表)によれば、令和5年の新設住宅着工戸数のうち、貸家が最も多い。
イ 賃貸住宅管理業者登録制度の法制化は、心理的瑕疵を巡る課題の解決、不動産関連情報基盤の充実、ESGに即した不動産投資の推進方策などとともに、「不動産業ビジョン2030~令和時代の『不動産最適活用』に向けて~」(国土交通省平成31年4月24日公表)において、重点的に検討すべき政策課題とされたものである。
ウ 空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律(令和5年12月13日施行)において、空家等活用促進区域、空家等管理活用支援法人の指定、財産管理人による所有者不在の空き家の処分などが規定された。
正答4
解説
正解は4です。
この問題は、賃貸住宅管理を取り巻く統計・政策・法改正の動向を問うています。
ア〜ウのうち、記述として適切なものの数を数えます。
【記述別解説】
ア:○ 令和5年の新設住宅着工戸数では、貸家が最も多くなっています。
建築着工統計調査報告(令和5年計)では、貸家が持家・分譲住宅・給与住宅を上回っています。
イ:○ 賃貸住宅管理業者登録制度の法制化は、不動産業ビジョン2030で重点的に検討すべき政策課題とされました。
心理的瑕疵を巡る課題、不動産関連情報基盤の充実、ESG(環境・社会・ガバナンス)に即した投資の推進なども同様に挙げられています。
その後、2020年に賃貸住宅管理業法が成立し、2021年6月に全面施行されました。
ウ:○ 令和5年12月施行の改正空家法で、記述の制度が設けられました。
空家等活用促進区域の制度、空家等管理活用支援法人の指定、財産管理人による所有者不在の空き家の処分などが規定されています。
空き家の活用拡大と管理の確保を図るための改正です。
適切なものはア・イ・ウの3つなので、正解は4です。
【ポイント】
新設住宅着工では、貸家・持家・分譲住宅の順位が毎年のように出題されます。
改正空家法では、管理不全空家等に対する指導・勧告の制度も新設されています。