次のa〜eの文は,公共測量におけるGNSS測量機を用いた基準点測量について述べたものである。
[ア]〜[オ]に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。
次の中から選べ。
a.GNSS測量では,GPS衛星,準天頂衛星及び[ア]衛星を組み合わせて使用することができる。
b.GNSS衛星の軌道情報は[イ]を標準とする。
c.[ウ]における電波の伝搬遅延に起因する誤差は,2周波の観測により軽減することができる。
d.GNSS衛星から直接到達する電波以外に電波が構造物などに当たって反射したものを受信してしまうことを[エ]といい,誤差要因の一つである。
e.準天頂衛星は,GPS衛星と[オ]軌道を周回している。
正答4
解説
正解は4です。
アは,GNSS測量ではGPS衛星,準天頂衛星のほか「GLONASS」衛星を組み合わせて使用できます。
SLR(衛星レーザ測距)は測位衛星の種類ではなく観測技術の名称です。
イは,GNSS衛星の軌道情報は「放送暦」を標準とします。
ウは,2周波(L1・L2)の観測により軽減できるのは周波数依存の遅延である「電離層」における伝搬遅延であり,対流圏遅延は周波数に依存しないため2周波観測では消去できません。
エは,直接波以外に構造物等で反射した電波を受信してしまう現象を「マルチパス」といいます。
サイクルスリップは搬送波位相の計数が途切れる現象で別のものです。
オは,準天頂衛星は日本上空に長時間とどまる準天頂軌道を周回しており,GPS衛星とは「異なる」軌道です。