次の文は,公共測量におけるGNSS測量機を用いた標高の測量(以下「GNSS水準測量」という。)について述べたものである。
ア〜エに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。
次の中から選べ。
GNSS水準測量では,高精度な[ア]を用いることにより,近傍に水準点がない場合でも3級水準点が設置できる。
GNSS水準測量を実施する場合は,既知点は一,二等水準点,[イ]で標高が取り付けられた電子基準点又は1,2級水準点を使用する。
観測は,平均図などに基づき[ウ]により観測を行う。
なお,電波の[エ]は標高に大きく影響する場合があることから,作業地域の気象条件には十分注意する必要がある。
正答5
解説
正解は5です。
アについて,GNSS測量で得られる楕円体高から標高を求めるにはジオイド高が必要であり,高精度な「ジオイド・モデル」を用いることで3級水準点が設置できます。
イについて,既知点として使用できる電子基準点は「水準測量」によって標高が取り付けられたものに限られます。
ウについて,GNSS水準測量の観測は高い精度が要求されるため「スタティック法」により行います。
エについて,水蒸気などによる電波の「大気遅延」は高さ方向の精度に大きく影響するため,作業地域の気象条件に注意が必要です。
したがってア=ジオイド・モデル,イ=水準測量,ウ=スタティック法,エ=大気遅延の組合せが正しくなります。