次の徒手検査法と同様の病態を確認する検査はどれか。
「肘関節伸展のまま肩関節を伸展すると肩関節前面に痛みが誘発され、この状態から肘関節を屈曲すると痛みが消失した。」
正答2
解説
正解は2です。
問題文の検査は、肘を伸ばしたまま肩を伸展して上腕二頭筋長頭腱を引き伸ばすものです。
肘を曲げて腱の緊張をゆるめると痛みが消えるので、上腕二頭筋長頭腱炎の検査です。
【選択肢別解説】
1:× ライトテストは胸郭出口症候群の検査です。
肩関節を外転・外旋させて、橈骨動脈の拍動が弱まるか消えるかをみます。
2:○ スピードテストは上腕二頭筋長頭腱炎の検査です。
肘関節伸展・前腕回外位で肩関節を屈曲させ、検者が抵抗を加えます。
結節間溝付近に痛みが出れば陽性で、問題文の検査と同じ病態を確認できます。
3:× ダウバーンサインは肩峰下滑液包炎の検査です。
上腕を下ろした状態で肩峰の外側に圧痛があり、上腕を外転すると圧痛が消えれば陽性です。
4:× ペインフルアークサインは腱板損傷や肩峰下インピンジメントの検査です。
肩関節を外転していくとき、およそ60度から120度の範囲で痛みが出れば陽性です。
【ポイント】
上腕二頭筋長頭腱炎の検査は、スピードテストとヤーガソンテストが代表です。
ヤーガソンテストは、肘90度屈曲位で前腕の回外に抵抗を加えて結節間溝の痛みをみます。