正答4
解説
正解は4です。
抗酸菌には結核菌と非結核性抗酸菌があり、感染経路や治療のしやすさが異なります。
両者の違いを問うています。
【選択肢別解説】
1:× 肺結核の主な感染経路は、飛沫感染ではなく空気感染(飛沫核感染)です。
咳で出た飛沫の水分が蒸発した微粒子が、空気中を漂って吸い込まれます。
2:× 2022年の我が国の結核の新規登録患者数は、1,000人以下ではありません。
実際は約1万人で、1,000人を大きく上回っています。
罹患率(人口10万対)は前年の2021年に初めて10を下回り、低蔓延国の水準になりました。
3:× 非結核性抗酸菌は、人から人には感染しません。
土や水などの環境中にいる菌を吸い込むことで感染します。
4:○ 非結核性抗酸菌症は難治性です。
複数の抗菌薬を長期間使っても菌が消えにくく、再発もしやすい病気です。
【ポイント】
結核は空気感染で人から人にうつり、非結核性抗酸菌症は環境から感染して人にはうつりません。
非結核性抗酸菌症の多くはMAC(マイコバクテリウム・アビウム・コンプレックス)によるものです。