正答1
解説
正解は1です。
有痕灸の一つである焦灼灸の目的と方法を問う問題です。
焦灼灸は、施灸によって局所の組織を焼き、破壊することを目的とする灸法です。
いぼ(疣贅)、うおのめ(鶏眼)、たこ(胼胝)などに用います。
【選択肢別解説】
1:○ 焦灼灸は、組織を焼き切るために同じ部位に繰り返し多くの壮数を施灸します。
一局所への多壮が特徴です。
2:× 患者が熱を感じて気持ち良いところで火を消すのは、知熱灸の方法です。
焦灼灸は組織を焼くことが目的なので、途中で消火しません。
3:× 焦灼灸は皮膚を焼いて傷をつくるため、感染のリスクがあります。
免疫機能が低下した人には、化膿や感染の危険から避けるべき灸法です。
4:× 輻射熱を利用するのは、皮膚から離して温める棒灸や箱灸などです。
焦灼灸は艾を皮膚の上で燃やし、直接の熱で組織を焼きます。
【ポイント】
有痕灸には、透熱灸、焦灼灸、打膿灸があります。
焦灼灸は組織の破壊、打膿灸は化膿させて生体の防御反応を高める目的と区別して覚えます。