正答3
解説
正解は3です。
刺鍼時に皮膚に当てる押手の役割を問う問題です。
押手は、鍼を持つ刺手とは反対の手で、刺鍼部位の皮膚を押さえて鍼体を支える手です。
【選択肢別解説】
1:× 刺鍼部位の皮膚や筋肉を揉んで和らげるのは、刺鍼の前に行う前揉法の役割です。
押手は皮膚を押さえて固定し、鍼を支えるための手です。
2:× 左右圧は、押手の母指と示指で鍼体を左右から挟んで支える圧です。
皮膚を押さえて刺鍼部位を固定する圧(固定圧)とは働きが異なるため、左右圧を固定圧とするのは誤りです。
3:○ 押手は患者の皮膚に接しているため、患者の急な体動をいち早く察知し、鍼の動揺を防ぐことができます。
折鍼などの事故を防ぐうえで重要な役割です。
4:× 刺入時の抵抗を感じ取るのは、鍼柄を持って鍼を進める刺手の役割です。
押手は鍼体を支えて刺入を助けますが、刺鍼抵抗の察知は主な役割ではありません。
【ポイント】
押手の圧には、皮膚面を押さえる上下圧や、鍼体を挟む左右圧などがあります。
押手は、刺鍼部位の固定、鍼体の支持、刺入時の痛みの軽減、患者の体動の察知などの役割をもちます。