正答3
解説
正解は3です。
三毒説は、病の原因を体内にたまった三つの「毒」に求める、日本漢方で唱えられた病因論です。
その三つの毒の一つに、血のとどこおりである瘀血(血毒)があります。
【選択肢別解説】
1:× 疫癘は、強い伝染性をもつ流行病を起こす病因です。
外から侵入する病邪であり、体内にたまる毒を原因とする三毒説とは関係しません。
2:× 心労は、情志の失調による内因(七情)に分類される病因です。
三毒説で病因とされる体内の毒とは直接関係しません。
3:○ 打撲は、組織が傷ついて内出血を起こし、瘀血を生じさせる代表的な原因です。
瘀血は三毒説の毒の一つとされるため、打撲は三毒説と関係します。
4:× 運動不足は、労逸のうち「逸(過度の安逸)」にあたる不内外因です。
三毒説の病因とは直接関係しません。
【ポイント】
日本漢方の病因論には、吉益東洞の万病一毒説、後藤艮山の一気留滞説、吉益南涯の気血水説などがあります。
瘀血は、打撲などの外傷のほか、気滞・寒・熱などによっても生じます。