正答3
解説
正解は3です。
症例文の「18歳の男性」「背が高く痩せている」「突然の胸痛と息切れ」から、自然気胸が最も疑われます。
自然気胸は、肺の表面のブラ(嚢胞)が破れて胸腔に空気がもれ、肺がしぼむ病態です。
【選択肢別解説】
1:× 血液生化学検査では、気胸の有無を判断できません。
気胸の診断には、まず画像検査が必要です。
2:× 呼吸機能検査は、強い呼吸努力を必要とし、気胸を悪化させるおそれがあります。
急な胸痛と息切れがある場面で最初に行う検査ではありません。
3:○ 胸部単純エックス線検査で、肺の虚脱の有無と程度を確認できます。
簡便で短時間に行えるため、気胸を疑うときに最初に行う検査です。
4:× 胸部単純CT検査は、ブラの位置や小さな気胸の確認に有用です。
ただし最初に行う検査ではなく、エックス線検査の後に必要に応じて行います。
【ポイント】
自然気胸は「長身・やせ型・若い男性」に好発し、喫煙も危険因子です。
エックス線像では、肺の外側に血管影のない透過性の高い領域がみられます。