正答4
解説
正解は4です。
縦隔は左右の肺の間の空間で、胸腺・心臓・大血管・食道・神経などが通ります。
縦隔腫瘍が周囲の構造を圧迫・浸潤したときに現れる症状を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 眼振は、内耳・脳幹・小脳など平衡機能の障害でみられる眼球の不随意運動です。
縦隔腫瘍で起こる症状ではありません。
2:× ベル現象は、閉眼しようとすると眼球が上転する現象です。
顔面神経麻痺で眼が閉じきれないときに白目が見える所見であり、縦隔腫瘍とは関係しません。
3:× 眼球突出は、バセドウ病などの甲状腺眼症や眼窩内の腫瘍でみられます。
縦隔腫瘍で起こる代表的な症状ではありません。
4:○ ホルネル症候群は、頸部から胸部の交感神経幹が障害されて起こります。
縦隔腫瘍が交感神経を圧迫すると、縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹・顔面の発汗低下がみられます。
【ポイント】
ホルネル症候群は、肺尖部の癌(パンコースト腫瘍)や縦隔腫瘍、延髄外側の梗塞(ワレンベルグ症候群)で起こります。
縦隔腫瘍では、ほかに上大静脈症候群や反回神経麻痺による嗄声もみられます。