正答3
解説
正解は3です。
詐病が疑われる腰痛患者では、仰臥位での下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)と、坐位での同じ動作の結果を比べます。
坐位で膝を他動的に伸ばして坐骨神経を伸張させるのはフリップ徴候です。
【選択肢別解説】
1:× ケンプ徴候は、立位で体幹を後側屈させ、下肢への放散痛や腰痛をみる検査です。
神経根の圧迫や椎間関節の障害を調べるもので、坐位で膝を伸ばす検査ではありません。
2:× サギング徴候は、仰臥位で膝を90度屈曲させたとき、脛骨が後方に落ち込む徴候です。
膝の後十字靱帯損傷でみられます。
3:○ フリップ徴候は、坐位で膝を他動的に伸展させ、坐骨神経痛があれば上体が後方に倒れる徴候です。
SLRテストで陽性なのにフリップ徴候が陰性であれば、詐病を疑う根拠になります。
4:× ブラガードテストは、仰臥位のSLRテストで痛みが出る角度から少し下肢を下げ、足関節を背屈させて坐骨神経痛の再現をみる検査です。
坐位で行う検査ではありません。
【ポイント】
フリップ徴候は「坐位で行うSLRテスト」と覚えましょう。
同じ坐骨神経の伸張でも、仰臥位と坐位で結果が食い違う場合は、心因性の痛みや詐病を考えます。