正答2
解説
正解は2です。
内因(七情)が過度になったときの気の変化と、現れる症状を問う問題です。
七情と気の変化は「怒れば気上る、喜べば気緩む、思えば気結す、悲しめば気消す、恐るれば気下る、驚けば気乱る」とされます。
「気を緩ませる感情」は喜です。
【選択肢別解説】
1:× 失禁は、恐れによって気が下る(恐則気下)ことで起こる症状です。
腎気が下に抜けて固摂できなくなり、大小便の失禁が起こります。
喜の症状ではありません。
2:○ 喜が過度になると気が緩み、心気が散って心神をしっかり保てなくなります(喜則気緩)。
その結果、動悸や集中力の低下、不眠などが現れます。
3:× 食欲不振は、思い悩みすぎて気が結ぼれる(思則気結)ことで起こる症状です。
脾の運化が滞り、食欲不振や腹部の張りが現れます。
4:× 声のかすれは、悲しみや憂いによって肺気が消耗する(悲則気消)ことと関連します。
声を主る肺の気が弱まり、声に力がなくなったりかすれたりします。
【ポイント】
七情と五臓は「怒=肝」「喜=心」「思=脾」「憂・悲=肺」「恐・驚=腎」と対応します。
気の変化(上・緩・結・消・下・乱)と、傷られる臓の症状をセットで覚えましょう。