正答3
解説
正解は3です。
熱刺激でアドレナリンが増える仕組みを、神経内分泌系の経路から選ぶ問題です。
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンです。
副腎髄質は交感神経の節前線維の直接の支配を受けており、交感神経が興奮するとアドレナリンが血中に放出されます。
【選択肢別解説】
1:× 圧自律神経反射は、身体の片側を圧迫すると、圧迫側の発汗が減り反対側の発汗が増える反射です。
発汗の左右差に関わる反射で、アドレナリン増加の説明にはなりません。
2:× 広汎性侵害抑制調節(DNIC)は、ある部位への侵害刺激が、離れた部位の痛みを抑える仕組みです。
鎮痛の機序であり、アドレナリン増加の説明にはなりません。
3:○ 交感神経-副腎髄質系は、侵害的な熱刺激などのストレスで交感神経が興奮し、副腎髄質からアドレナリンが分泌される経路です。
熱刺激時のアドレナリン増加を直接説明できます。
4:× 視床下部-下垂体-副腎皮質系は、CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を経て、副腎皮質からコルチゾールを分泌させる経路です。
増えるのはアドレナリンではなくコルチゾールです。
【ポイント】
ストレス反応は、速い反応が交感神経-副腎髄質系(アドレナリン)、ゆっくりした反応が視床下部-下垂体-副腎皮質系(コルチゾール)と区別して覚えます。