正答2
解説
正解は2です。
『霊枢』経脈篇に記された各経脈の病証(是動病・所生病)の中に、難聴(耳聾)を含むものを選ぶ問題です。
耳聾が明記されているのは手の太陽小腸経と手の少陽三焦経で、いずれも耳の周囲をめぐる経脈です。
【選択肢別解説】
1:× 足の少陰腎経の経脈病証には難聴の記載はありません。
腎は耳に開竅しますが、経脈病証としては飢えても食べたくない、咳唾に血が混じる、喘鳴などが挙げられます。
2:○ 手の太陽小腸経の所生病に「耳聾」が記されています。
小腸経は頬から外眼角を経て耳の中に入るため、耳の症状が現れます。
3:× 足の厥陰肝経の経脈病証は、腰痛で前後屈できない、疝気、胸満、遺尿などです。
難聴は含まれません。
4:× 手の陽明大腸経の経脈病証は、歯痛、頸部の腫れ、鼻出血、咽喉の腫痛などです。
難聴は含まれません。
【ポイント】
経脈病証で耳聾が出るのは、耳をめぐる手の太陽経と手の少陽経の2経です。
「腎は耳に開竅する」は臓腑の話であり、経脈病証とは区別して覚えます。