正答3
解説
正解は3です。
症例の病因を、内因・外因・不内外因の区別から判断する問題です。
症例文の「年末年始に接客が多忙だった」「その後、徐々に気力がなくなり、疲れやすい」が根拠です。
過度の労働によって気が消耗し、気虚の症状が現れたと考えられます。
【選択肢別解説】
1:× 思は七情(内因)の一つで、思い悩みすぎると脾が損傷され、気が結ぼれて食欲不振などが起こります。
症例は過労が誘因で、思い悩みの記載はありません。
2:× 寒邪は外因(六淫)の一つで、悪寒、冷え、痛みなどを起こします。
症例には寒さにさらされた記載や冷えの症状がありません。
3:○ 労倦は過労による病因(不内外因)です。
働きすぎで気が消耗すると、気力がなくなり疲れやすくなる気虚の症状が現れます。
症例の経過と一致します。
4:× 飲食不節は食べ過ぎや偏食、不規則な食事による病因です。
症例には食事に関する記載がありません。
【ポイント】
病因は、外因(六淫)、内因(七情)、不内外因(飲食不節・労倦・房事過多・外傷など)に分けられます。
「労すれば気耗る」とされ、過労は気虚の代表的な原因です。