正答4
解説
正解は4です。
症例から最も疑われる疾患を問う問題です。
症例文の「55歳」「2か月前から続く背部の鈍痛」「発熱はない」「食欲不振、体重減少、倦怠感」が根拠です。
発熱を伴わない持続する背部痛と体重減少は、膵臓癌を疑わせる組合せです。
【選択肢別解説】
1:× 子宮筋腫の主な症状は過多月経、貧血、下腹部の腫瘤感です。
背部痛と体重減少の組合せは典型的ではありません。
2:× 尿路結石は突然の激しい疝痛と血尿が特徴です。
2か月続く鈍痛や体重減少とは一致しません。
3:× 腎盂腎炎は高熱と腰背部痛、叩打痛が特徴です。
症例は発熱がないので一致しません。
4:○ 膵臓は腹膜後器官で背中側にあるため、膵臓癌が進むと背部の鈍痛が続きます。
食欲不振、体重減少、倦怠感を伴うことも、膵臓癌に合う所見です。
【ポイント】
膵臓癌は早期の症状が乏しく、発見時には進行していることが多い癌です。
膵頭部の癌では閉塞性黄疸、膵体尾部の癌では背部痛が目立ちやすいとされます。