正答3
解説
正解は3です。
問題文の「梅雨の時期」「体が重く」「下肢がむくみ」「下痢」は、いずれも湿邪の特徴を示す所見です。
湿邪は重濁性(重く濁る)、粘滞性(ねばりついて停滞する)、趨下性(下に向かう)をもち、脾の働きを妨げます。
【選択肢別解説】
1:× 遊走性は湿邪ではなく風邪の性質です。
風邪による症状は、痛む場所があちこち移動するなど、変化しやすいのが特徴です。
2:× 昇散性は湿邪ではなく、主に暑邪の性質です。
暑邪は上昇・発散し、汗を多く出させて津液と気を消耗させます。
3:○ 粘滞性は湿邪の性質です。
湿邪は粘ってとどまりやすく、症状が長引いて治りにくいのが特徴で、体の重だるさやむくみ、下痢を起こします。
4:× 収引性は湿邪ではなく寒邪の性質です。
寒邪は筋や経脈を収縮・ひきつらせ、痛みや運動制限を起こします。
【ポイント】
六淫の性質は「風=遊走性・軽揚・開泄」「寒=収引性・凝滞」「暑=炎熱・昇散」「湿=重濁・粘滞・趨下」「燥=乾燥」「火=炎上」と整理します。