正答1
解説
正解は1です。
『素問』金匱真言論では、背を陽、腹を陰とし、そのなかで五臓を陰陽に分けています。
背(陽)にある心は「陽中の陽」、肺は「陽中の陰」、腹(陰)にある肝は「陰中の陽」、腎は「陰中の陰」、脾は「陰中の至陰」です。
陽中の陰の臓は肺(金)であり、五行の相剋関係で金は木を剋すため、肺が剋する臓は肝です。
【選択肢別解説】
1:○ 疏泄を主るのは肝の生理作用です。
肝は気の流れをのびやかに保ち、情志の安定、脾胃の消化、胆汁の分泌などを調節します。
2:× 血を主るのは肝ではなく心の生理作用です。
心は血脈を主り、全身に血を巡らせます。
3:× 運化を主るのは肝ではなく脾の生理作用です。
脾は飲食物を消化吸収し、水穀の精微を全身に運びます。
4:× 水を主るのは肝ではなく腎の生理作用です。
腎は全身の水液代謝を主ります。
【ポイント】
相剋は「木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を剋す」の順で覚えます。
臓の陰陽は「心=陽中の陽、肺=陽中の陰、肝=陰中の陽、腎=陰中の陰、脾=陰中の至陰」です。