正答1
解説
正解は1です。
この問題は抜鍼困難への対応として適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない対応)です。
患者が体を動かすと、筋が収縮して鍼を締めつけ、鍼が抜けにくくなります。
対応の基本は、筋の緊張を緩めてから無理なく抜くことです。
【選択肢別解説】
1:○ 返し鍼は、抜鍼困難への対応として教科書に挙げられている方法ではありません。
抜鍼困難に用いるのは、近くに別の鍼を刺して筋の緊張を緩める迎え鍼です。
2:× 副刺激術は、抜鍼困難への適切な対応です。
刺入した鍼の周囲を指や鍼管で軽くたたいたり押したりして、筋の緊張を緩めます。
3:× 患者をリラックスさせることは、抜鍼困難への適切な対応です。
不安や緊張が強いと筋が収縮し続けるため、声をかけて楽な姿勢に戻してもらいます。
4:× 筋緊張が緩解するまで待つことは、抜鍼困難への適切な対応です。
無理に引き抜くと折鍼や痛みの原因になるため、しばらく置いてから抜きます。
【ポイント】
抜鍼困難の対応は「落ち着かせる・待つ・副刺激術・迎え鍼」の4つで覚えます。
体動で鍼が曲がっている場合は、元の姿勢に戻してから曲がりに沿って抜くことも大切です。