正答3
解説
正解は3です。
『霊枢』経脈篇に記された経脈病証(是動病)の症状から、どの経脈かを判断する問題です。
設問の症状は、足の少陽胆経の病証に一致します。
【選択肢別解説】
1:× 手の太陰経(肺経)の病証は、肺が張って咳が出る、鎖骨上窩(欠盆)の痛みなどです。
口が苦い・ため息などの症状は含まれません。
2:× 手の太陽経(小腸経)の病証は、のどの痛み、顎の腫れ、首が回らない、肩や上腕の強い痛みなどです。
設問の症状とは異なります。
3:○ 足の少陽経(胆経)の病証は、「口が苦い」「よくため息をつく」「胸脇が痛んで寝返りが打てない」です。
さらに重くなると「顔がほこりをかぶったようにくすみ、体の皮膚に潤いがなくなる」とされ、設問の症状とすべて一致します。
口が苦いのは胆汁が上に溢れるため、胸脇の痛みは胆経が側胸部・脇腹を通るためと説明されます。
4:× 足の厥陰経(肝経)の病証は、腰が痛んで前後に曲げられない、男性の疝気、女性の下腹部の腫れなどです。
顔のくすみを伴いますが、口が苦い・よくため息をつくという症状は含まれません。
【ポイント】
「口苦・善太息・転側できない・面に塵あり」は胆経の病証の決まり文句として覚えます。
胆経は体の側面を通るため、側胸部や脇腹の痛みが出やすい経脈です。