正答3
解説
正解は3です。
炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎とクローン病の違いを問う問題です。
誤りの選択肢は、クローン病の特徴になっています。
【選択肢別解説】
1:× 潰瘍性大腸炎の炎症は、大腸壁の全層ではなく、主に粘膜と粘膜下層にとどまります。
全層に炎症が及ぶのはクローン病です。
2:× 痔瘻の合併が多いのは、潰瘍性大腸炎ではなくクローン病です。
炎症が腸壁の全層に及ぶため、瘻孔ができやすくなります。
3:○ 潰瘍性大腸炎の病変は、直腸から始まり、口側(上流)へ連続して広がります。
病変は大腸に限られ、正常な部分を挟まずにびまん性に続きます。
4:× 回盲部に好発するのは、潰瘍性大腸炎ではなくクローン病です。
クローン病は口から肛門までの消化管のどこにでも、正常部分を挟んで飛び飛びに病変ができます。
【ポイント】
潰瘍性大腸炎は「直腸から連続・粘膜・大腸のみ」、クローン病は「非連続・全層性・全消化管(特に回盲部)」と対比します。
潰瘍性大腸炎は長期経過で大腸癌の危険が高まります。