正答1
解説
正解は1です。
股関節の屈曲拘縮があると、股関節を伸展できない(後ろに引けない)状態になります。
右下肢で体重を支えているとき、何が起こるかを考える問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 右立脚相の後半には、右股関節が伸展して体を前に送り出す必要があります。
屈曲拘縮があるとこの伸展ができないため、左足を前に大きく踏み出せず、左の歩幅が減少します。
2:× 右立脚相後期の腰椎前弯は、減少ではなく増加します。
股関節が伸展できない分を、骨盤の前傾と腰椎の前弯を強めることで補うためです。
3:× はさみ脚歩行は、股関節内転筋の痙縮で両下肢が交差する歩行です。
痙性対麻痺や脳性麻痺でみられ、片側の股関節屈曲拘縮の特徴ではありません。
4:× 左トレンデレンブルグ徴候は、左の中殿筋の筋力低下で起こります。
左立脚時に右の骨盤が下がる徴候で、右股関節の屈曲拘縮とは関係しません。
【ポイント】
股関節屈曲拘縮では、反対側の歩幅減少と腰椎前弯の増強がみられます。
屈曲拘縮の有無はトーマステストで確認します。