正答2
解説
正解は2です。
痛覚を伝える上行路(外側脊髄視床路)の走行を問う問題です。
痛覚の一次ニューロンは脊髄後角に入り、そこで二次ニューロンに接続します。
二次ニューロンは白交連を通って反対側に交叉し、脊髄の前側索を上行して視床に至ります。
【選択肢別解説】
1:× 内側毛帯は、延髄の薄束核・楔状束核から出た二次ニューロンが交叉した後に上行する経路です。
識別性触覚や深部感覚を伝える経路で、痛覚の経路ではありません。
2:○ 痛覚と温度覚の二次ニューロンは、後角で交叉した後に脊髄の前側索を上行します。
この経路が外側脊髄視床路であり、正しい記述です。
3:× 脊髄背側索は脊髄の背側にある索で、一般に後索と同じ部位を指します。
識別性触覚や深部感覚の一次ニューロンが上行する経路で、痛覚の二次ニューロンは通りません。
4:× 脊髄後索は、識別性触覚や深部感覚を伝える一次ニューロンが交叉せずに上行する経路です。
痛覚の二次ニューロンは通りません。
【ポイント】
痛覚と温度覚は脊髄で交叉して前側索を上行し、識別性触覚と深部感覚は後索を上行して延髄で交叉します。
この交叉部位の違いにより、脊髄の半側が障害されると反対側の温痛覚が失われます(ブラウン・セカール症候群)。